中国ドラマ『北上广依然相信爱情』を中国語字幕で視聴していると、
思わず「それどういう意味?」と気になる言葉に出会うことがあります。
そこでこの「中国ドラマで学ぶミニ中国語」シリーズでは、
知っているとストーリーやキャラクターの理解がぐっと深まりそうな言葉の意味や使い方、ニュアンスをメモしていきます。
今回のミニ中国語は “甭(béng)”。
一体どんな意味なのか、一緒に見ていきましょう!
(可能な限り調べて書いておりますが、プロの翻訳家ではないため、セリフの日本語訳は大意を捉えるための参考程度としていただければ幸いです。プロの翻訳家の方々を心から尊敬致します✨)
甭(béng)の意味|「不用」の口語的な言い方
中国語の「甭(béng)」は、「不用(bú yòng)」の口語的な言い方。
日本語にすると
- 〜しなくていい
- 〜する必要ない
- 気にしなくていい
といった意味になります。不用を縦に書いたら「甭」、面白いですね!
ただし、ちょっとラフで、くだけた言い方なので、フォーマルな場面よりも身内や親しい間柄での日常会話でよく使われます。(北方系の話し言葉で、北京などでは特によく使われるようです。)
ドラマでの”甭”の使われ方💡
甭听他胡说八道
(béng tīng tā hú shuō bā dào)
👉あいつの言うことなんて聞くな
実は、甭を使った表現は度々このドラマに登場するのですが、こちらは第6話のフレーズ。依然の書きかけの辞表がデスクにあるのを見た大头が「依然がクビになった」と早合点して大騒ぎ。心配する凯文に王茂が言ったセリフでした。
(ただ、儿化の効いた北京话の言い方で何度聞いても聞き取れなかったけど…😂)
ちなみに
胡说(hú shuō)/でたらめに言う
八道(bā dào)/「でたらめ」を強めるニュアンス
つまり、
👉「筋の通らないことをでたらめに言う」=ホラ吹く/適当なこと言うという表現です。
”甭”の使い方
甭+動詞 → 〜しなくていい
甭管〜 → 〜なんて気にするな/関わるな
という使い方があります。
例えば、会話ではこのように使われます。
①甭客气。
(béng kèqi)
👉 遠慮しなくていいよ
②甭担心。
(béng dānxīn)
👉心配しなくていいよ
③甭管了
👉もう気にしなくていいよ/放っておきな
など
ちなみに、ネイティブの友人は、親しい間柄(親や友人との会話)では頻繁に使うと話していて、外国人が「甭」を自然に使えると、かなりネイティブっぽく聞こえるそうですよ。
チャンスがあれば、使ってみたいですね😄
「不用」との違い
「不用(bú yòng)」と「甭(béng)」は意味はほぼ同じだけど、ニュアンスが違います。
- 不用👉中立・やや丁寧
- 甭👉カジュアル・やや強め
たとえば
「不用客气。」は丁寧で無難、「甭客气。」と言うと、ちょっとフランク(距離近め)な印象になります。
(個人的には、不用を縦に書くと甭になるのが、何度見てもユニークです。漢字って面白い。笑)
まとめ
中国語の「甭」は、「不用」のカジュアルな言い方で、「〜しなくて良い」という意味の言葉です。
ドラマでは、王茂が凯文に言ったセリフ「甭听他胡说八道(béng tīng tā hú shuō bā dào)」/あいつの言うことなんて聞くな、というフレーズで使われました。
凯文は王茂の上司ですが、大学の同級生でもあり親しい間柄なんですよね。
このように、「甭」はこのドラマで頻繁に出てくるので、次に出てきた時には誰が、誰に対して言っているセリフなのか、キャラクターの関係性にも注目しながら聞くとよりリアルな温度を感じられるかもしれません。


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