中国ドラマ『北上广依然相信爱情』を中国語字幕で視聴していると、
思わず「それどういう意味?」と気になる言葉に出会うことがあります。
そこでこの「中国ドラマで学ぶミニ中国語」シリーズでは、知っているとストーリーやキャラクターの理解がぐっと深まりそうな言葉の意味や使い方、ニュアンスをメモしていきます。
今回のミニ中国語は “琢磨”。
一体どんな意味なのか、一緒に学習していきましょう!
(可能な限り調べて書いておりますが、プロの翻訳家ではないため、セリフの日本語訳は大意を捉えるための参考程度としていただければ幸いです。プロの翻訳家の方々を心から尊敬致します✨)
琢磨(zuó mo / zhuó mó)の意味と使い方|「あれこれ考える」「推し量る」
琢磨(zuó mo / zhuó mó)は、
「よく考える」「あれこれ思案する」「推し量る」といった意味の言葉です。
ポイントは、ただ“考える”だけではなく、
👉 ああでもないこうでもないと考える
👉 相手の意図や状況を探る
👉 頭の中でシミュレーションする
といった、“少し時間をかけて考えを巡らせる”ニュアンスがあること。
ドラマでのセリフと温度感
この言葉が登場したのは、第6話の冒頭、依然との言い争いの中で王茂が言ったこの一言。
你自己回去好好琢磨琢磨吧
Nǐ zìjǐ huíqù hǎohāo zuó mo zuó mo ba.
「自分でよく考えてみな。」
よく考えるの「琢磨」に「好好(しっかり)」が加わることで、「より深く」考えろ、「しっかり」考えろ、と言うニュアンスが伝わってきますね。
そしてポイントが文末の「吧」。
一見やわらかく聞こえますが、「これ以上は自分で考えろよ」という風に、この場面では 命令を少し和らげているだけで、実質は突き放す距離感を感じます。
(上司や先輩の優しい言い方って、場面によってはやわらかく聞こえるけど、実は距離を取るニュアンスということもありますよね…😂💔)
中国語の「琢磨」と日本語の「琢磨」
私はこの字を見て、日本語の「切磋琢磨」という言葉を思い出したのですが、まさに、中国語の琢磨は日本語の「琢磨」と同じ意味を持っていて、もともとは 玉や石を磨いて形を整えるという意味から来ているんだとか。こういう言語の繋がりは、語学好きにはワクワクします💓
つまり、
👉 粗い状態のものを、じっくり磨いて整える
👉 考えを少しずつクリアにしていく
というイメージです。
「琢磨(zuó mo / zhuó mó)」と「考虑(kǎo lǜ)」はどう違う?
「しっかりと考える、想いを巡らせる」という意味を持つ「琢磨」ですが、ふと素朴な疑問が浮かびました。
你自己回去好好【考虑考虑】吧
でも良いのでは…?
早速、ネイティブの友人に質問したところこんな答えが返ってきました。
結論👇
→ 琢磨:ちょっと語気強め・やや不機嫌ニュアンスあり
→ 考虑:万能でニュートラル
好好琢磨琢磨语气感觉重一点,说话人的语气不太好,有点像是上司对下属,或者长辈对晚辈,有那么一点点责怪,一点点不耐烦的意思。 考虑考虑就比较普通,什么场景都能用 也不一定,比较熟的朋友之间也能用 反正就是很难解释哈哈哈哈。考虑考虑使用场景多一点,琢磨琢磨使用场景比较窄一点
”「好好琢磨琢磨」は、ちょっと語気が強めで、話し手の言い方もあまり良くない感じ。
上司が部下に言うとか、年上が年下に言うようなニュアンスで、少し責める気持ちや、ほんの少しイライラ・面倒くささがにじんでいるね。
一方で「考虑考虑」はもっと一般的で、どんな場面でも使える。
もちろん絶対ではなくて、仲のいい友達同士でも「琢磨琢磨」を使うことはあるよ。
まぁ、説明はちょっと難しいんだけど(笑)、要するに「考虑考虑」のほうが使える場面が広くて、「琢磨琢磨」は使う場面がやや限定される、という感じかな”
なるほど、会話での「琢磨琢磨」には、相手との関係性や、話し手のちょっと面倒くさい(不耐烦)という感情も滲む表現なんですね。
まとめ
中国語の「琢磨(zuó mo / zhuó mó)」は、「よく考える」「あれこれ思案する」といった意味の言葉です。
会話での「好好琢磨琢磨吧」は、友達同士で使われることもあるようですが、主には上司から部下へ、先輩から後輩へ、ちょっとイライラを含んで使われることも多い言葉。似た言葉だと「考虑考虑」の方が一般的に使われるシーンが多いと言うことです。
“想”や“考虑”との違いも意識しながら、
ぜひ「琢磨」という言葉のニュアンスに注目してみてください!
このミニ中国語シリーズでは、次回も、直訳では理解が難しい慣用句やちょっと気になる言葉をご紹介していきます!


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