中国ドラマ『北上广依然相信爱情』を中国語字幕で視聴していると、
思わず「それどういう意味?」と気になる言葉に出会うことがあります。そこでこの「中国ドラマで学ぶミニ中国語」シリーズでは、知っているとストーリーやキャラクターの理解がぐっと深まりそうな言葉の意味や使い方、ニュアンスをメモしていきます。
今回のミニ中国語は “一码归一码(yì mǎ guī yì mǎ)”。
一体どんな意味なのか、一緒に学習しましょう!
(可能な限り調べて書いておりますが、プロの翻訳家ではないため、セリフの日本語訳は大意を捉えるための参考程度としていただければ幸いです。プロの翻訳家の方々を心から尊敬致します✨)
一码归一码の意味と使い方|「それはそれ、これはこれ」
複数の物事や問題を客観的に分けて判断することを意味する言葉です。
たとえば:
- 仲がいい人でも、仕事では公平に判断する
- 好き嫌いと評価を分ける
- 一つの出来事と別の問題を混同しない
そんな時に使う表現です。
中国の友人は、ケンカの時などに頻繁に使うよ!と言っていました。
ドラマでのセリフと温度感
この言葉が登場したのは、第5話。王茂が、食事の帰り際に、凯文と仕事について語り合うシーンに登場しました。黄依然に対する見方を語っています。(ここだけ切り取ると続きが気になっちゃいますが、)
我这人做事情一码归一码,我对事不对人。
Wǒ zhè rén zuò shìqing yì mǎ guī yì mǎ, wǒ duì shì bù duì rén.
👉(大意)
「オレは物事はきっちり分けて考えるタイプだ。人じゃなくて“事”で判断する」
- 情に流されない
- 仕事は仕事で割り切る
- ちょっと冷たくも見えるけど、筋は通ってる
“理屈で線を引く人”の言葉といった感じですね。
”一码“とは?
「码」は、号码(番号)や码数(サイズ)などという表現があるように、本来は「区切り・単位・しるし」を意味する言葉で、一码を直訳すると「ひとつのコード・ひとつの区分」という意味になります。そして、一码归一码の「一码」は「一つの物事・一つの案件・一つの基準」と考えることができます。「归」は「(あるところに)収める・分類する・帰属させる」といった意味を持ちます。
つまり「一码归一码」は、「それぞれの物事を、(混ぜることなく)それぞれの区分にきちんと収める」というイメージになります。
再確認|「一 」の声調💡
「一」は、後ろに続く語の声調によって声調が変わります。
私はこの声調の変化で混乱することがあるため、再確認の意味で記します。
後ろに一声、二声、三声が続く時、「一」は四声で発音します。
一码归一码は、码が三声のため、その前の一は四声で発音、つまり、
yì mǎ guī yì mǎと発音します。
なお、後ろに四声が続く時は、二声(例:一块 yí kuài)、
後ろに軽声が続く時も二声で発音します。(例:一个 yí ge)
応用編|場面別の例文
① 人間関係と評価を分けたいとき
他是我朋友,但工作上一码归一码。
Tā shì wǒ péngyou, dàn gōngzuò shàng yì mǎ guī yì mǎ.
👉彼は友達だけど、仕事は別。
② 感情と判断を切り離すとき
我们吵架归吵架,这件事一码归一码。
Wǒmen chǎojià guī chǎojià, zhè jiàn shì yì mǎ guī yì mǎ.
👉ケンカはケンカ、これはこれ。
③ 公平さを強調したいとき
你放心,我一定一码归一码处理。
Nǐ fàngxīn, wǒ yídìng yì mǎ guī yì mǎ chǔlǐ.
👉安心して、ちゃんと公平に対応するよ。
まとめ
中国語の「一码归一码 yì mǎ guī yì mǎ」は、「これはこれ、それはそれ」という意味で、感情と事実を分けて考えるという意味の表現です。
北上广依然相信爱情では、第5話で王茂のセリフとして登場し、彼の「仕事の部下に対するスタンス」を表現するセリフの一部として登場しました。
王茂という男、第5話の段階では腹の底が読めない上司、という感じがして見ているこちらもイライラさせられるのですが(少なくとも私はそう)、こうして少しずつ心の内や考え方が言語化されてゆく中で、視聴者も彼というキャラクターへの理解が深まるのではないかと期待してしまいます。
続きが気になる方は、是非、本編もチェックしてみてくださいね!


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